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結婚式で祝辞を頼まれたら注意すべきこと/忘れがちな言葉って?

こんばんは!フリーアナウンサーの小野木梨衣です。

本日は結婚披露宴の司会をしてまいりました。

再再延期でようやく結婚式の実現ができたお二人。0歳のお子様の姿もあり、今ならではの喜び溢れる披露宴でした。

さて、結婚式でお祝いの言葉のスピーチ、いわゆる祝辞を頼まれたことはありますか?

今回は、皆さんが祝辞で忘れてしまいがちな、言うべき言葉をお伝えします。

祝辞の際、忘れがちな一言とは

結婚式で祝辞をする際に必ず入れてほしいこの一言。皆さんスピーチの内容を考えるのに必死で忘れがちです。

この一言があるだけで気遣いのできる人という印象を与えられるんです!

それはズバリ、

祝辞の冒頭で

「お二人、そして親御様、どうぞお掛けください」

と言うこと!!!

です。

結婚披露宴でご祝辞をいただく場合、新郎新婦は起立してご挨拶者に正対します。

ご挨拶者様から「座っていいですよ」という許可がないと新郎新婦は着席できないのです。

これから始まる3分から5分ほどのお祝いの言葉の間、ずっと立ったまま話を聞くのはなかなか辛いものです。

是非、落ち着いて話を聞いてもらうためにも、上下関係に関わらず、

「どうぞお掛けください」

の一言を忘れずに伝えてあげてほしいなと思います。

また、新郎新婦だけでなく、ご両家親御様も起立されている場合もあります。

親御様にも着席を許可するお声がけをすると、迷わずお掛けいただけますよ^_^

着席を促す際に注意したい言葉遣い

着席の許可を促す際は、

  • △お座りください。は実はNG。
  • ◯お掛けください。が好ましい。

というのはご存知ですか?

「お座りください」がNGとされる理由は、「お座り」という表現にあります。

「お座り」という言葉は、飼い主が犬を座らせたい場面や幼児へのしつけの際に親が子どもに対して「ここにお座りしてね」などと声をかける場面で用いられます。

そのため、お客様や目上の人に対して「お座りください」というのは不適切になってしまうんです。

発言者には「しつける側」なんて意識はないのにそう取られてしまうのは不本意ですよね。

是非、この記事に出会っていただいた方には、結婚式、披露宴に限らず、聴講者に着席を促す際の言葉遣いは「お掛けください」で統一して頂きたいと思います。

もし、「お座りください」と言ってしまったとして、それが即座に失礼な人という印象になるわけではないでしょう。

しなしながら、正しい言葉遣いをすることで、あなたの格は上がります。

お掛けください。がフォーマルな場では相応しいということをご存じの方にとっては、あなたに大切にされていると感じて頂けるでしょう。

是非、実践してみてくださいね。

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