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事業再構築補助金|採択のポイント|井手美由樹先生講演司会

株式会社Ideal Works(アイデアルワークス)代表取締役
中小企業診断士の井手美由樹先生に、「事業再構築補助金」についてご講演頂きました。

今回は株式会社ブレーンが運営するインターネットで見られるライブ配信セミナー。
生放送だからこそ、参加者の皆様から関心度の高さが伺える質問が多数寄せられました。

中でも
「この事業転換は事業再構築補助金の対象になるか」「不採択にならないためには」
という質問が一番多かったですね。

司会者として井出先生のお話を一番近くで聞かせていただきましたので印象に残ったお話を書き留めておきます。

出典:経済産業省 事業再構築補助金ページ 

第一回公募の事業再構築補助金採択率は?

井出先生ツイッターより

6月中旬、「事業再構築補助金」の第1回公募の採択結果が発表されました。

一般枠は予想を大きく下回っていたそうです。

  • 緊急事態宣言特別枠 55.3%
  • 一般枠 30.2%

採択された申請者・支援した認定支援機関・事業概要は事業再構築補助金のホームページで公表されています。

採択された事業概要(100字程度)が公開されるのは初めて!
採択された企業8000社分全部はとても見られませんが、ご自身に近い業種の採択事業を分析してみると良いそうです。

コラボや取引先、導入したいサービスや商品が見つかるかもしれません。
ヒント満載なのであと3回チャンスがあるのではないかと言われている再構築補助金に申請をお考えの方は是非参考にされてみてください。 

また、不採択となった場合、不採択理由を教えてくれます。
こんな親切な補助金は通常ありません!とのことでした。

事業計画書は、“その商品やサービスが本当に売れるのか”という厳しい目線で見られること、
サブスク、アプリ開発、建物増築…色々取り組みすぎていて何がメインかわからないとNG、
事業再生がわかりやすいストーリーで、これをやったら売れるよね!作戦練ってるよね!と伝えられていれば採択されやすい!というお話でした。

公表されている事業計画の概要でよく使われているキーワード

井出先生の分析によると、採択された事業の概要には下記のワードが使われている傾向にあったそうです。ウケがいいと言うことですので参考にしてみてください。

  • 〜展開
  • 構築
  • 新分野
  • 製造
  • 生かす
  • 向けて
  • 図る
  • 見据える
  • 目指す
  • 新しい
  • 高い
  • 技術を活かす
  • コロナ後を見据える
  • 強みを生かす
  • ノウハウを生かす(用いる)

重視されていると思われる3つのポイント

  1. コロナの影響を説明する
  2. あくまで自社の強みを生かした、しかし新しい取り組みであること
  3. シンプルでわかりやすいストーリー

今回お話を聞いて、補助金の審査を行うのは中小企業診断士なので、採択されるには信頼できる支援機関・特に中小企業診断士に支援を依頼することが近道だと感じました。

実際にセミナーの中で、井出先生が事業計画書の策定に携わられて採択された企業様の事業計画書をちら見せしていただけたのは興味深かったですね。

15ページにどのくらいの文字量と写真を入れて、コロナの影響と開拓市場の分析をどのように説明し、勝算があることの説得力を持たせるのかがよくわかりました。

第3回事業再構築補助金の締め切りは7月末と思われます!

アイデアルワークスの井出美由樹先生を是非頼ってみてくださいね!

フリーアナウンサー
小野木梨衣