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叱っている時、子どもが放った衝撃的な一言

子どもへの伝え方は『否定形』ではなく、『肯定形』を使いましょう!というのを聞いたことがありますか?

  • 「走らない!(否定形)」ではなく、「歩こうね。(肯定形)」
  • 「うるさい!」ではなく、「口を閉じようね。」「静かにしようね。」

こんな具合です。

ポイントは『子どもに取ってもらいたい行動を言葉で伝える』こと。

日頃意識しているつもりでも、なかなか余裕がない朝などは特に忘れてしまいがちです(苦笑)

叱っている時、子どもが放った一言で思わず笑顔に。

ある日、4歳の息子を叱らなければならないシチュエーションがやってきました。

何が良くないのか、渾々と説明し、叱っていると息子がこういったのです。

『も〜!ママ、ニコニコしてっ!!!顔が怖い(涙)』

と。

・・え?!

拍子抜けして思わず、笑ってしまったのです。

『ママ、怒らないで!(否定形)』と言われたら、

「誰が怒らせてるの💢」となって

多分、もっと怒ってしまったかもしれません。

でも、『ニコニコして!(肯定形)』と言われたら自然と笑顔になりました。

肯定形で伝える、というのは、何も子どものしつけに限ったことではなく、大人である私自身も肯定形で伝えられた方が素直になれるんだなと実感した出来事でした。

それと同時に、子どもの中には本当に否定形表現がないんだなと思いました。

この出来事から、夫に対しての声がけやリクエストも、肯定形を意識しています。

そんなの他人と暮らしているんだから当たり前にできていて当然!なのかもしれませんが、意外とできていないんですよね。

「もういい加減、スマホやめてこっち手伝ってよ!」と言いたくなるところ(笑)を、

否定している部分を言わずに『今からこれこれしようと思うんだけど一緒にやってくれない?』と伝えるだけで、夫はすくっと立ち上がり、すんなりリクエストが通ったりするものです。

子どもや夫、近い存在の家族だからこそ、伝え方に気を配りたいですね。

フリーアナウンサー
小野木梨衣