こんばんは!
フリーアナウンサーの小野木です。
K-POPアイドルオーディション番組「LOUD(ラウド)」がクライマックスを迎え、ついにデビューメンバーが決まりました。
日本人参加者も大健闘で、アマル、ケイジュ、コウキの3人がデビューすることになりました。
一夜経っても二夜経っても余韻が覚めず、Twitterを漁る手が止まらない私です(笑)
K-POPアイドルを追いかけるようになると最初につまづくのがファン界隈で使われる言葉遣いです。
好きなのがK-POPなのかジャニーズなのかアニメなのかで微妙に表現も違っていて、「あ、この人〇〇オタクかも」とかぎ分けるきっかけにもなります。
K-POP初心者の私も、オタクっぽく玄人っぽい言葉遣いで場に馴染みたい!と考えるようにもなりました。(笑)
今回はこれを使えばfandom(ファンダム)=ファンの集まり に馴染める!という言葉遣いについてお伝えします。
私がここのところTwitterばかり見漁っている間に気がついた、往年のK-POPファンの様に見える言葉遣いと言いますか、Twitter全体に見られるオタク表現についてご紹介します。
こういうTweetをしてファンダムに馴染みたい!と思っている私の備忘録でもあります。
実例としてLOUDのJYPチームのステージ動画と共に「〜しか勝たん」を使用されていた方のツイートを引用させていただきました。せっかくだから再生ボタン押して❤️
一番スタンダードな言い方は推しメンを称賛する「推ししか勝たん」というフレーズで、もともと女性アイドルを好む若者の間で使われていたのがはじまりだそうです。
好きなものを全肯定する際に使われる『〇〇は正義』とも似ていますね。
この「世界線」という言葉、ここ数年で一気に耳にするようになりました。
official髭男の有名な曲、Pretenderの歌詞にも入ってますしね☺️
この言葉も、オタクの皆さんの願望を表す際に巧みに登場しています。
元ネタとなっているゲーム「シュタインズゲート」の話はここでは割愛しますが、最近使われている世界線の意味は「パラレルワールド」のような意味で使われています。
消して交わることのないアイドルが生きている世界と一般人の自分が生きている世界は決して交わることはないけれどもそれが叶う世界(パラレルワールド)はどこですか?というニュアンスが込められているように感じます。
このワード「世界線どこ?」でTwitter検索すると、推しを愛しすぎているが故に嘆きが止まらないオタクの皆さんの傑作とも言うべき妄想、願望にたくさん出会えるのでオススメです。
投票を呼びかけるTweetと共によく見られる表現です。
デビューするまでの過程で大ファンになったとしても、デビューできなければもう推すこと(応援すること)すらできなくなってしまう。だから今できること(投票やスミン)を最大限しましょう!といった具合です。
この言葉は本当にK-POPアイドルが存在していることが当たり前ではないからこそ生まれた言葉ではないでしょうか。
デビュー確実と見られていた子も最後の最後でデビューを逃してしまったり、
デビューが決まっても事務所の都合や社会情勢などの理由から白紙になってしまったり、
デビュー後も予告なく解散してしまうことがある。
そういった激しい競争社会に身を置く韓国アイドルを推しているファンの皆様の教訓を象徴するような言葉であります。
「尊死(とうとし)」という表現は分からなくてググった言葉の一つです笑
推しの磨き上げられたパフォーマンスを見ていると、「素敵」「上手」「素晴らしい」という褒め言葉では足りなくなってくるんですよね。わかります。
素敵を通り越して→あまりのすばらしさに天にも昇りそうになることの表現です。
語彙力を失ってしまうほどヤバい、尊さの極み、といった具合ですね。
〇〇が良すぎて、「無事尊死」。といった具合に、「無事」をつける方が多いのも面白いところです。
「尊い(とおとい)」の具体例も引用させていただきます。
供給とは、ある商品を売ろうとすることで、需要とは、ある商品を買おうとすることですよね。
でもここで使われている「供給」の直接的な意味は違うことはお分かりですよね。
こちらも「世界線」の表現と同様、オタクの願望や妄想が込めらる時によく使われている印象です。
突然LOUDではないツイート引用ですみません笑
プデュ2で惜しくもデビューを逃してしまった後も、Instagramを通してファンに近況を伝えてくださる中村冬馬くん、大好きなんです😭❤️
オーディションが終わる頃にTwitter上に溢れる言葉です。
デビュー確定者にも脱落者にもかけられる言葉ですね。
デビューが決まるまでの期間、たくさん苦労して辛い思いもしてきた分、デビューが決まったこれからは幸せな時間だけを過ごしてほしいというファンの願いが込められています。
韓国語では、꽃길만 걷자(コッキルマンコッチャ)というそうです。
いいことだけ起こりますようにと言う意味で、直訳して、花いっぱいの道だけを歩こうとなっており、
この直訳が日本語として広まったのではないでしょうか。
今回のLOUDでデビューが決まった日本人参加者3人の写真とともにツイートしていらっしゃる方を引用させていただきました。
K-POPの世界は想像するに大変厳しい業界であり、今後何があるかもわからないかと思いますが、デビューが決まったみんなで力を合わせて頑張っていってほしいですね。
Twitterは文字数制限があるので短い文字数にたくさんの意味が含まれる表現がたくさん生まれますよね。
この「爆誕(ばくたん)」もそのひとつ。
「世界に凄まじい衝撃を与えるほどの誕生」という意味です。
「誕生」だけでは表しきれない衝撃を表現する時に使うんですね。
LOUDをデビューメンバー確定の回まで見守って、私もこのツイートをされた方と同じ感想を持ちました。
PSYさんのことはカンナムスタイルの人、程度の認識でしたが、愛溢れる方ということが今回のオーディションを通じて存分に伝わってまいりました。
K-POPアイドルが発足するときは、オーディション番組によってメンバーが選ばれることがあります。
今回の「LOUD(ラウド)」は、NiziUの発足で日本でも有名な韓国アイドル事務所となったJYP(パク・ジニョン)とカンナムスタイルで知られるPSY(サイ)が仕掛けるオーディション番組で、それぞれの事務所から1チームずつデビューメンバーが選抜されました。
メンバー選考にあたっては、PDの審査はもちろん、ファン投票による人気順位も重要な要素となります。
そのため、ファンは投票やメンバーの単独動画(チッケム)の再生回数を稼ぐなどして推し(ペン)をサポート。
時には投票できるアカウントを増やして応援を加速させるのです。
それらはデビュー後も続きます。
カムバック(※1)する度に好きなアイドルに1位をとらせるためにアップロードされた音楽を連続再生し続ける(※2)のです。
またファンダムでお金を募って自主広告を出すことも。
人気の陰には、fandomの活動ありですね。
このファンにも重要な使命がある、アーティストと一緒に高みを目指すという構図が、K-POP人気に拍車をかけているように思います。
この番組をきっかけに、事務所も事務所アイドルもPSYさんご自身も世界へ大きく羽ばたかれることでしょう。
素晴らしいプロデュースとオタクの気持ちを代弁してくれるかのようなパフォーマンス後コメントをありがとうございました。
そして本当に皆さん、お疲れ様でした!!!!
これは私が失敗したなぁと感じていることです苦笑
1アカウントにプライベートや仕事の告知、推しの話が混ざって出てきてしまうと、
特定のアイドルたオーディションの話題専用のアカウントでフォローしてくださった方にとっては、
必要のない情報(推し以外の話題)も入ってきてしまうので
煩わしく感じてしまうのです。
ツイートする方もなんだかそれが申し訳なくなってツイートしづらくなってくるんです…苦笑
私もすぐメインアカウントで「いいね」推しがちで、フォローしていただいたりしてしまうので、次回から専用アカウントを作るなりしようかと考えています。
ここまでオタク表現についてご紹介してきましたがいかがでしょうか?
まだまだ紹介しきれない所なのですが一旦ここまでとさせていただきます。
もし「こんな表現も使いこなせるとオタクっぽいよ」というものがあれば遠慮なく教えていただけるとありがたいです。
ファンダムの皆様との交流も楽しみながら、これからもLOUDで見つけた推しの皆さんを推していきたいと思います。