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誤解の多いアナウンサー試験の実態|夢を叶えるまでの道のり

こんばんは!小野木梨衣(おのぎりえ)です。
📺元石川テレビ→🎤フリーアナウンサー
著名人司会多数経験
ライブ感、会場とステージの一体感を大切にセレモニーに華と品格を添える司会がモットー🎤✨

愛知県半田市住まいで6歳の息子を育てる母です。
ブログでは、司会や話し方のコラム、子育ての気づきやお出かけ・遊び情報を配信中

幼少期からの夢だった「アナウンサーになる!」こと。

振り返ればその夢が叶うまで、約60社に及ぶ落選と間違った努力、自己否定を繰り返してきました。

夢を叶えたきっかけ、3つの秘訣

そんな私でも夢を叶えた3つの秘訣、今日が最後の秘訣を公開…と行く予定だったんですが

少し休憩して、そもそも「アナウンサー試験ってどんなことするの?」「一般企業就活と何が違うの?」について私の受けてきた局の経験をもとにお話ししたいと思います。

1、アナウンサー就活の服装、リクルートスーツは白!

リクルートスーツといえば黒やネイビーの無地!清潔感があって派手さがないことが基本ですよね。

しかし、アナウンサー試験に黒いスーツで来ている子はほとんどいません。

基本カラーは、白!見渡す限りの白、アイボリー、オフホワイトカラー、ライトグレーなので、黒いスーツを来てポニーテールにしている子がいたら逆に目立ってしまうほどです。

黒いリクルートスーツで来ている子を見ると、
就活面接の練習で受験してるんだろうな〜と思っていました(笑)

髪の毛の色も真っ黒よりも、明るすぎない6〜7トーンくらいの茶髪の子が多く、白のスーツと明るい髪色で顔まわりを明るく華やかに見せていました。

白い服装は顔のくすみやシワを飛ばしてくれる効果も期待できます。
レフ板効果ってやつですね(笑)

2、アナウンサー試験の内容は?

まずはエントリーシートによる書類選考→面接です。

筆記試験の実施は局の方針や雇用体系、受験の時期によってまちまちです。

石川テレビでは筆記試験はありませんでした。

筆記試験ないの?!って驚かれました。私も驚きでした(笑)
本当は内緒にしておきたかったですw

どの局にも必ずあったのが、カメラテストです。

スタジオに入り、カメラに向かって1分間の自己PRをしてください、というものです。

ここでは、

  • テレビ映りの良し悪し
  • 声質
  • 表情
  • 時間内に話をまとめて伝えるリポート力

などが見られています。

私が最終的に内定を頂いた石川テレビ放送のカメラテストはこんな流れでした。

カメラテストの内容

  1. カメラテストに備えて、ニュース原稿3つと写真が貼られた5枚のパネルが渡され、15分程度準備(下読み)する。
  2. 誰もいないスタジオに1人で入り、天の声に従って、無人カメラの前で、ゆっくり一回転。(体型チェック
  3. 立ち姿勢のまま1分間自己PR。(自己表現力、時間管理力チェック
  4. 椅子に座って控室で手渡されたニュース原稿を読む。(読みの癖や方言、漢字や固有名詞が読めるかチェック
  5. 複数のパネルの中から1枚を選んでその写真から連想されることをなんでもいいのでフリートーク(発想力、リポート力をチェック

3、見た目へのコンプレックス

テレビは画面比率が横長なので、どうしても顔や体が膨張して大きく見えます。

まず大前提として、あまりに太りすぎていると合格するのは難しい…。

当時の私は、ボリューミーなラテン体型。お顔やお尻、太腿がムッチリとしていました。(今もw)

加えて、フェイスラインは、おでこが狭く、エラが張り気味で下膨れのベース型なので、さらに横に顔が広く大きく見えてしまうんです。。。

ちょっとでもシャープ見えるように、ダイエットはもちろん、髪型や服装でカバーすることに気を配っていました。

また、歯のメンテナンスも定期的に行っていましたね。
3ヶ月に1回程度、歯のお掃除やホワイトニングに通い、笑ったときの歯が白く美しく輝くようにお金をかけていました。

試験が本格的に始まる前に歯列矯正をする子もいます。
幸い、私は歯並びがよかったのでお金も時間もかからずラッキーでした。

この見た目を整える、感じの良い雰囲気を纏う、ということに関してはこの後もずっと意識していくことになります。

4、大学3年の夏、東京キー局から始まるアナウンサー試験

アナウンサー試験は大学3年の夏に東京キー局から始まり、大阪の準キー局、地元の名古屋の局、その他地方局という順に行われていきました。

テレビのキー局に限らなければ、アナウンサー試験は実は常にあって、毎月のように全国どこかしらの局の採用情報があることをよく驚かれます。

なぜなら、女性アナウンサー採用のほとんどが契約社員だから。2~3年ほどで契約を満了しその局を去らなければならないから。

地方局が求めているのは、安い給料で働いてくれる即戦力を持った新しくて若い年齢の女子アナなのです。

女子アナ採用は「安い!うまい!新しい!」って牛丼かよ

先の保証がないにもかかわらず、人気職故に応募が殺到するのですが、地方局その後のキャリアは自分でなんとかしなければならない厳しい世界です。

この女性アナウンサーのセカンドキャリア問題についてはまた別の記事で書かせていただきますね。

そうした現状は当時の私には見えておらず、とにかく憧れのアナウンサーになるべく、

私はキー局から順番に試験を受けたのですが、全く最終面接までいけないまま大学3年の3月を迎えてしまいました。

続く…

まとめ

ここまでアナウンサー試験の実態、実情をご紹介しながら私のアナウンサー就活について明らかにして参りましたがいかがでしたか?

アナウンサーの就活や服装、試験内容、雇用体系について今までここまで詳しくお伝えしたことはありませんでした。

もし、ここまで読んでくださったあなたが、「それは知らなかった!面白い!びっくり!」という内容がありましたら是非教えてくださいね♪

幼い頃からの夢だったアナウンサーに内定するのは、もう少しあと、次のブログのお話です。

続きが知りたい!夢を叶える秘訣の3つ目が知りたい!と思われた方は是非、この記事の下にある「いいね」ボタンを押して行ってくださいね。

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夢を叶えたきっかけ、3つの秘訣